増岡三輝

未経験でも意欲と好奇心があれば大丈夫!

では増岡さんにインタビューしたいと思います。
Q:増岡さん、よろしくお願いします。

A:はい、よろしくお願いします。

Q:増岡さんの会計事務所経験は、うちが初めてなんですよね。

A:ええ、そうですね。
 以前は金融のアナリストを20数年やっていました。

Q:その道のベテランだったわけですね。
そんな中、会計事務所で働こうと思ったのはなぜでしょうか。

A:以前の会社でストックオプションや譲渡制限株式を賞与としてもらうようになって自分自身の所得税の確定申告が必要になったんです。毎年自分でいろいろ調べるうちに、税理士の仕事にも興味をもつようになって、税理士受験まで手を付けたわけです。

Q:確定申告をやる為に勉強し、そのまま税理士試験まで受けたという人は初めて聞きました!会計事務所以外で働きながら税理士試験に合格するのは大変じゃなかったですか。

A:なので、一時仕事を辞めて税理士試験に専念しました。
 試験に合格出来て良かったですよ。

Q:試験勉強したといっても、未経験業界の仕事で大変だったことはなかったですか?

A:たくさん試験勉強したから、すぐに仕事ができるというわけではなかったですね。覚えたこともすぐに出てこなくて、しばらくはテキストなどで内容を確認して仕事の書類に当てはめてみて・・・。とやっていました。

Q:たしかに受験勉強と実務はちょっと違いますからね。
 他にもありますか?

A:新規で担当した顧問先の社長の性格によっては、こちらへのあたりが厳しいことがありましたね。信頼関係ができるまではコミュニケーションの取り方に気を使っています。
 

Q:顧問先の社長と直接話すことが多いので、どう信頼関係を築いて仕事を円滑に進めるか大事ですね。

A:逆に言えば経営者と直接話ができて、提案したことへの反応がすぐにわかるのは、すごいことだとも思っています。サラリーマン同士の打合せでは得られないものがありますね。自分が顧問先にどれくらい役立っているかダイレクトで反応があるので、そこはやりがいにつながっています。

Q:経営者へ提案を通じて会社の課題解決していくことが、我々の仕事の醍醐味ですね。
増岡さんが未経験から入社して、仕事を任されるまでどれくらいのペースでしたか。
  
A:最初の3か月は入力や申告書作成の手伝いがメインでした。およそ4か月目から担当の引継ぎが始まって6ヶ月目で6件くらい担当していたと記憶しています。
今は入社して3年経過し、25件くらい担当しています。グループ企業外資系などの輸入企業が多い印象です。

Q:入社時に税理士の資格を持っていたこともあり、良いペースで担当してもらっていますね。前任からの引継ぎや周りのフォローはどうでしたか

A:退職者からの引継ぎは期間が短いので、意識を集中してこなしました。退職者以外からの引継ぎは特に問題なく、周りもなんでも教えてくれました。

Q:無事引継ぎができているようで良かったです。
振り返ってみて、転職して良かったと感じる点や自身が成長できたと思うところはどんなところですか。

A:この年齢になると、なかなか成長というのは感じにくいのですが(笑
もちろん、知らなかったことや今まで経験できなかったことに触れられたことは大きなチカラとなっています。あとは経営者と直接話す機会が増えたのは、やはり大きいですね。以前の仕事では社長と経営について話すような機会は少なかったので。

Q:毎月何十人もの社長と会う仕事は、会計事務所くらいでしょうね。
 転職活動の時に、東京中央税理士法人にした決め手は何ですか

A:私は年齢が高くても問題ないところで探していました。
 また税理士法人というのは規模が大きいので、所長先生のワンマンではないだろうなというのも理由です。トップダウン型よりボトムアップ型のところで働きたかったので。

Q:なるほど、個人事務所は所長先生の気分で物事が動くこともありますからね。
では最後に、未経験でも働けるか不安に思っている人に一言お願いします。

A:未経験でも、意欲と好奇心があればなんとかなります。
 不安もあると思いますが、思い切ってチャレンジしてみてください。

Q:増岡さん、ありがとうございました。